Marriott Bonvoy

チューリッヒ観光局、都市の文化と郊外の自然、街を基点とする旅を提案

  • 2009年9月11日
 スイスのチューリッヒ観光局局長フランク・ブーマン氏が来日し、同地域の魅力と最新情報を提供した。現在、同地域の日本人平均宿泊数は2泊から3泊ほど。ブーマン氏は「ぜひ3泊は滞在して、チューリッヒの多様な魅力に触れてほしい」と話す。チューリッヒは銀行をはじめとした金融のイメージが強いが、文化やショッピング、そして豊かな自然と、様々な魅力があることを説明した。

 チューリッヒには、50の美術館や博物館をはじめ、オペラハウスやコンサートホールも充実しており、文化面の施設が充実している。2010年10月にはチューリッヒ美術館で初のパブロ・ピカソ展を開催する予定。この展示は1932年にピカソが同美術館で個人的に主催した展示会を再現するもので、作品も当時にピカソが選んだものと同じ作品60点が展示される予定だ。

 また、ショッピングが楽しめる街としても打ち出していく方針。ショッピングで有名なバーンホフ通り以外にもデザイナーズショップやブティックなどが豊富にあると説明する。さらに、今後チューリッヒではショッピング施設が充実する。2009年冬には西地区を通る旧鉄道高架橋に、ショップやレストランなどが入ったチューリッヒ初のアーケード街がオープン。さらに、2019年までにチューリッヒ中央駅前に「Europaalle」という総面積7万8000平方メートルの新地区が開発される。新地区には小売店なども多数出展予定とのこと。

 さらに、チューリッヒ内またはチューリッヒから日帰り圏内の場所に、美しい湖や森、山々が多いことから「チューリッヒに滞在しながら近郊地域に出かけるのも一案」と、チューリッヒを基点とする旅も提案している。