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羽田/北京定期チャーターの詳細決まる−日系2社と中国国際航空、1日4往復

  • 2009年9月11日
 10月25日から開始される羽田/北京間の定期チャーター便の運航スケジュールや運賃など詳細が明らかになった。7月に開催された日本と中国の航空当局間協議で、日中双方の航空会社が1日2往復ずつ運航可能とすることで合意。これを受けて日本航空(JL)と全日空(NH)が1往復ずつ、中国国際航空(CA)が2往復運航することとなった。3社はそれぞれ成田/北京線なども運航しており、日本/北京間の便数は合計で134往復となる。また、スターアライアンスに加盟するNHとCAは、相互の運航便をコードシェアすることを決めている。

 羽田/北京間の定期チャーターは2007年12月、当時の国土交通大臣であった冬柴鐵三氏が訪中時に羽田/北京南苑間での運航を提案。当初は北京オリンピック前の就航を目指していたが、南苑空港が中国の軍部管轄であったため交渉が難航。その後、今年4月の日中首脳会談で北京の首都空港を使用したチャーター便の開設に合意した経緯がある。9月2日から開始した日本旅行業協会(JATA)の北京研修では、団長を務めたジェイティービー(JTB)代表取締役会長の佐々木隆氏が同路線についてコメントし、「羽田/北京間の直行便開始によってさらに相互交流が活発になる」と期待を示した。

 なお、日系2社の運航機材は、JLがボーイングB777-200型機、NHがボーイングB767-300ER型機、CAがエアバスA321型機。運賃は、例えばJLの「悟空3週末ステイ」の場合5万6000円から。運航スケジュールは下記を参照のこと。

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