タイ国政観、日本向けキャンペや安全性アピールで100万人市場へ回復めざす

会場ではタイの現状や今後のプロモーション活動について説明するとともに、空港や街の様子をおさめた映像を放映。この中で空港が平常通り営業していることや交通ネットワークなどのインフラも安全性を高めていることを強調。新型インフルエンザについては街中でマスクをせず歩く様子などから安心に観光している現状を伝えていた。さらに世界的な取り組みとして、航空会社向けに着陸料の減免を実施したり、国内のサプライヤーに対して税金の支払期限を延長するほか、国立公園などの施設料金を半額にするといった措置を取ることで誘致を促している。このほか、乗り継ぎ時間を利用したトランジットツアーや、週末を利用した72時間短期滞在ツアーなどにも対応し、多様なプランを提案している。
日本向けキャンペーンでは、旅行会社15社と協力しテーマにあわせた旅行商品を展開する「アメージング・タイランド:アメージング・バリュー:ハッピーキャンペーン」や、ヘルスツーリズム、サイクリングツーリズム、ウェディングなどにも対応できることを打ち出していく。ターゲットはシニア、女性、学生、FITで、オンラインやメディアを活用し各セグメントごとにあわせたプロモーションを実施。このほか、旅行会社向けにはJATA世界旅行博やイベントを通じて積極的に情報発信、情報交換し訪問者数の拡大をめざす。
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