成田、夏休み期間の出国者数は5%減、予測値は上回る−8月は回復傾向

  • 2009年9月7日
 成田国際空港(NAA)の2009年夏休み期間(2009年7月16日〜8月31日)の出入国者者数(速報値)は、前年比4.6%減の353万1700人となった。このうち出国者数は5.0%減の179万8500人、入国者数は4.1%減の173万3200人であった。出国者、入国者ともに前年を下回る結果となったが、7月上旬時点での予測値は、出国者が7.9%減174万2400人、入国者が10.1%減162万5300人、合計が9.0%減の336万7700人となる見込みであったため、いずれも上回っている。

 このような予測値とのズレは、指摘されていた予約の間際化の裏づけとも言えそうだ。特に、7月の出入国者数は約10%減となった一方、8月は2%減と回復傾向が見られる。

 なお、出国の第1ピークはNAAの予想通り8月8日(4万7000人)であったものの、第2ピークは8月16日(4万3900人)となり、予想していた7月18日とは異なる結果となった。一方、入国のピークは8月16日(4万5600人)で、こちらも8月15日の予測は外れた。


成田、夏休みの旅客数は9%減の予想、出国ピークは8月8日−持ち直しに期待(2009/07/10)