ベルリンに新空港、2011年に開港へ−当初は2700万人想定、日本路線にも期待

  • 2009年9月2日
 2011年10月、ベルリンに新空港「ベルリン・ブランデンブルク国際空港」が開港する予定だ。シェーネフェルト空港を拡張するもので、開港にあわせてテーゲル空港も閉鎖する。このほど来日した、空港会社で航空マーケティングを担当するサイモン・ミュラー氏は、「ベルリンの航空需要は拡大している。既存空港の年間旅客数は08年までの7年間で65%増加し、2140万人に達した」と説明。1999年の首都機能移転により長距離線の需要も増しているといい、今回の来日でも日系航空会社に就航を働きかけたという。日本は、現在でもアジアへの渡航需要のうちバンコクに次いで2位といい、直行便の就航を「楽観視している」という。

 なお、新空港はベルリンの中心部から20キロメートル強の距離にあり、車で25分、電車で20分の距離。2本の滑走路に1つのターミナルとし、乗り継ぎに要する時間も短くする。開港当初の需要予測は、年間旅客数で2700万人。将来的には4000万人から5000万人の利用も可能なように設計しているという。