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マンダリン・オリエンタル、新規ホテル開業に向け積極的に展開

  • 2009年9月2日
 マンダリン・オリエンタル・ホテル・グループのアジア各地にあるプロパティーの総支配人やセールス担当者がこのほど来日し、メディア向けイベントを開催、今後開業するホテルの情報も含め最新情報を紹介。同グループでは今後6ヶ月以内にラスベガス、バルセロナ、モロッコのマラケシュで新規開業する予定だ。

 今年12月にオープン予定の「マンダリン・オリエンタル・ラスベガス」は、ストリップ沿いに建つ複合商業施設「シティセンター」の敷地内に位置しており、全392室の客室のほかに227室のレジデンスも併設する。レストランやバーも幅広く揃え、米国内で初となるミシュラン3ツ星シェフのピエール・ガニェール氏によるレストランもホテル内でオープンする。同じく12月には、バルセロナのホテル「マンダリン・オリエンタル・バルセロナ」もオープン。同グループにとってスペイン初進出となりバルセロナ中心部のパセオ・デ・グラシア地区に位置し、全室98室のデザインホテルになる予定。「マンダリン・オリエンタル・ジュナンラーマ・マラケシュ」は、53ヘクタールある原生林の中に建ち、伝統的なモロッコの「リヤド・スタイル」を取り入れたリゾート・ホテルとなる。

 今後は、この3ホテル以外にも積極的に開発を進め、3年後にはモスクワ、ミラノ、パリ、アトランタ、カリブ、モルディブ、コスタリカなどにもホテルをオープンさせ、25ヶ国41ホテルの1万室規模に拡大する予定だ。さらに、スパについても注力。「マンダリン・オリエンタル・シグネチャー・スパセラピー」という陰陽五行説に基づき、中国医学とアロマセラピーを合わせたメニューを独自開発し、各ホテルで取り扱っていく予定だ。

 同グループの日本地区セールス担当ヴァイス・プレジデントの八長信裕氏は、各ホテルのセールス方針について、レジャー需要は旅行会社と協力しながら喚起し販売に結びつけ、法人の取り込みに関しては、料金の調整ではなくインターネット無料などの付加価値を付けるといった対応で販売を促進していく予定とのこと。日本人に人気があるアジアのホテルの販売に関しては、今後旅行会社との共同プロモーションなども実施していく計画だ。