Marriott Bonvoy

メルコスール観光局、JTBグループの商品説明会でメルコスールナイトを開催

  • 2009年8月21日
 メルコスール観光局はJTBグループが販売担当者を対象に実施した商品説明会に協力、セミナーや終了後のイベント「メルコスールナイト」を開催した。イベントでは南米の料理やタンゴ、サンバのショーやレッスンがあり、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイの魅力を学ぶ機会を提供した。

 メルコスール観光局長のラエルシオ・ブランコ氏は「日本からメルコスール各国への客足は好調」と、南米の人気が高まっていることをアピール。前年比約24%の伸びといい、「長い時間をかけてコンスタントに実施してきたプロモーションが功を奏している」と話す。さらに「南米へは多くのルートがあることがまだ知られていない。最近では大韓航空(KE)やエミレーツ航空(EK)利用も可能で、近くブラジルのTAM航空(JJ)がスターアライアンスに加わることになっている。全日空(NH)との提携が見込まれ、フライトスケジュールなどの点で利点があるはず」と見込み、引き続き積極的なプロモーション活動を続けていく意欲を語った。

 JTBワールドバケーションズ(JTBW)東日本販売本部長の島田順二氏によると、「一連の世界情勢の変化により前年度との比較は難しい」としながらも、ヨーロッパなどが伸びる傾向にあるとのこと。ハワイ、ヨーロッパ方面は今後も変わらず力を入れていきたいとした。メルコスールに代表される南米方面については、「フライト時間の長さ、乗り継ぎなどを考えると、内容を充実させた商品企画が必要」だという。

 これを受け、JTBW商品開発部長の常盤省吾氏は「人々は“次はどこへ”を求めている。南米は“珍しいデスティネーション”としての魅力は十分。行ってみたい人は多いはず」といい、2010年1月には南米を目的地とした商品を少なくとも2つは発表したいとのこと。実際、ルックJTBでは今年下期の商品としてサウジアラビアといった珍しいデスティネーションを発表したところ、問いあわせ件数が多く「反応はいい」といい、南米企画にも強い自信を見せる。


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