関空、デルタ航空にプロモーション、デトロイトとシアトル線復便を要請

  • 2009年8月25日
 関西国際空港は8月16日から20日の日程で、デルタ航空(DL)に対するエアポートプロモーションを実施した。これは兵庫県が米国ワシントン州との友好提携45周年を迎えるのを機に、兵庫県とともに実施したもの。兵庫県から副知事の五百蔵俊彦氏(ワシントン州政府のみ)、関空から専務取締役の伊藤誠氏などが参加。アトランタにあるDLの本社のほか、ワシントン州政府、シアトル・タコマ国際空港などを訪問し、今年2月まで運航していたノースウエスト航空(NW)のデトロイト線と、2001年夏ダイヤまで運航していたNWのシアトル線の早期の復便を要請した。

 関空からは特にデトロイト線はニューヨークやボストンなどの経由地になり、ビジネス中心にレジャーの需要も多く、復便が望まれていることを説明。対して、DLは現在の経済状況のなかで早期の復便が困難であることや運休に至った背景などが説明されたが、景気回復や機材繰りなどのめどが付いたら復便したいという意思も話された。両者は今後も、将来的な復便に向けて話し合いを続けていくという相互の認識を確認した。