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台湾、7月の日本人訪問者数は9%減−台風被害は復旧進む

  • 2009年8月17日
 台湾観光協会によると、2009年7月の日本人訪問者数は前年比9.0%減の7万3140人となった。5月と6月は新型インフルエンザの影響で23.2%減と大きく落ち込んでおり、下げ幅は縮小した。通年では11.3%減の56万1481人となった。また、7月の台湾からの訪日客数は10.2%減の12万9299人で、通年は23.4%減の63万1616人であった。

 なお、台湾交通部観光局では、8月8日に台湾を襲った台風8号の被害について報告。これによると、現在は最も被害の大きかった台湾南部の遠隔地での救助、復旧作業が進められているところ。航空路線は国際線、国内線ともに平常どおり運航しており、主要な交通網も通常どおりという。主要観光地の被害は少なく、北部だけでなく、南部で人気の高いタロコ峡谷、墾丁、日月潭、台南、高雄や周辺のレジャー施設、宿泊施設なども被害を受けておらず、通常通り観光可能という。

 ただし、被害を受けた台湾鉄道の南廻線と、南と東を結ぶ道路は現在通行ができず、修復の作業中。南部から東部への交通は、高雄/台東間を航空会社が臨時運航している。台東知本温泉区の道路はすでに復旧しており、知本ロイヤルホテルなど主要ホテルの被災報告はないという。また、阿里山地区では外部に連絡連結道路が寸断されているものの、阿里山森林遊楽区は被害を受けていない。主要な外部連結道路は9月中旬に再開を予定している。