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レイルヨーロッパ、スイス政観とキャンペ展開で鉄道の旅を積極アピール

  • 2009年7月31日
 レイルヨーロッパとスイス政府観光局は7月29日、8月1日から開始する新しいプロモーションキャンペーン、「Go!Swissキャンペーン」のプレス発表を開催した。11月末までの期間中、さまざまなキャンペーンを実施しスイスへの日本人旅行者数の増大を目指す。

 まず、8月1日から1ヶ月間にわたり、第一弾となる「10人に1人無料!スイスパス・キャンペーン」を実施する。これは、レイルヨーロッパのウェブサイトでスイスパスを購入した旅行者のうち、10人に1人が無料になるというもの。対象となる商品は、一定区間スイス国内の交通機関を自由に乗り降りできるスイスパス、パスの使用開始日を自由に選択できるスイスフレキシーパス、利用者が26歳未満であれば25%割引となるスイスユースパスの3種類。また、期間中限定で、スイスパス申込者全員にスイス鉄道のポストカードセットをプレゼントする。

 このほか、期間中、埼玉県大宮市の鉄道博物館をはじめとする全国の鉄道関連施設5ヶ所と首都圏のスイス・レストラン5軒でパンフレットを配布。スイス鉄道の魅力をアピールしていく。9月1日から11月30日までは、第二弾として「スイス・プレゼント・キャンペーン」を実施。同キャンペーンでは、日本/スイス往復航空券、スイスパス、ショッピングクーポン、トラベル関連グッズ、ガイドブックなどの商品を抽選で提供する。

▽鉄道シーニックルート10ヶ所設定、レイルヨーロッパは日本人増

 スイス政府観光局では、変化に富んだ鉄道10路線をシーニックルートと設定して、スイスでの鉄道の旅のプロモーションを展開中だ。このなかには、日本でも馴染みのある「グレッシャー・エキスプレス(氷河特急)」や2008年に世界文化遺産に認定された「ベルニナ・エキスプレス」など、鉄道を移動手段としてではなく、鉄道自体の旅を楽しめるルートを含めた。同観光局メディアマネージャーの押尾雅代氏は、「鉄道の旅は日本でも人気。テーマ性のある旅としてスイスの鉄道をアピールしていきたい」と語り、プロモーションを強めていく考えを示した。同局ではプロモーションにあわせて、「スイス鉄道ガイド」と「スイス絶景ルートの旅」の冊子を発行。また、ウェブサイトでも動画やスライドショーを交えつつルート情報を提供している。また、レイルヨーロッパ在日代表の加々美恵理氏は、ユーレイルパスとの違いに触れつつ、「さまざまなパスが用意されておりボーナス特典も多い。スイスを旅行する場合のメリットは大きい」とスイス全土をカバーする交通ネットワーク、スイス・トラベル・システムのメリットを強調した。