成田空港、30万回に向け同時離着陸の可能性を調査−年内に拡大案提示へ
国土交通省は、成田国際空港の発着枠拡大に向け、2本の滑走路での同時離着陸が可能か調査を開始した。成田空港の要領拡大に向けては、国土交通省と千葉県、地元自治体、成田国際空港(NAA)からなる四者協議会が今年1月23日に、騒音や飛行ルートの課題について検討を開始することで合意。現在は、安全面の確認が取れていないことから2本の滑走路で交互に離着陸しているが、30万回実現の方法のひとつとして同時離発着の可能性を探ることにした。
今回の調査は秋ごろに結果を出すことを目指しており、安全が確認できた場合、飛行コースを検討し、さらにそのコースを踏まえてNAAが予測騒音コンター(予測される騒音レベルの大きさを地図上で表すもの)を作成する。NAAによると、予測騒音コンターの提示は年内に終えたい考え。その後、地元協議を経て合意が得られた場合、法定手続きや空港施設の能力増強に着手して容量拡大の実現に向かう。
なお、NAAは今回の四者協で、今後の誘導路整備計画を説明。これは、新たな誘導路の設置や「への字」に曲がる既存誘導路の改良を含み、安全で効率的な運用が可能となるほか、容量拡大にも寄与するものだ。
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◆成田空港の発着枠拡大に向け検討開始−30万回で経済波及効果は1.2兆円増(2009/01/27)
今回の調査は秋ごろに結果を出すことを目指しており、安全が確認できた場合、飛行コースを検討し、さらにそのコースを踏まえてNAAが予測騒音コンター(予測される騒音レベルの大きさを地図上で表すもの)を作成する。NAAによると、予測騒音コンターの提示は年内に終えたい考え。その後、地元協議を経て合意が得られた場合、法定手続きや空港施設の能力増強に着手して容量拡大の実現に向かう。
なお、NAAは今回の四者協で、今後の誘導路整備計画を説明。これは、新たな誘導路の設置や「への字」に曲がる既存誘導路の改良を含み、安全で効率的な運用が可能となるほか、容量拡大にも寄与するものだ。
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