関空、出国エリア再開発、24時間空港のインフラ整備−安全・利便・快適重視

  • 2009年7月21日
 関西国際空港は旅客ターミナルビル本館3階の出国エリアをリニューアルする。これは1994年の開港以来の大型改修となるもの。年間1533万人が利用し、24時間空港として深夜旅客便や乗継旅客が増加するなか、「安全・安心」「利便性」「快適性」を満たしたインフラを整備する。

 リニューアルにあたっては「関空ならではの空港体験の創出」を骨子とし、旅客のサポートサービス、商業サービス、環境デザインの3点を機軸に実施。シャワーや仮眠スペースを完備したリフレッシュスペースやラウンジを設置するほか、総合インフォメーション、案内サインなどの旅客サポートを見直し、旅客のニーズに沿った商品やサービスの導入、配置計画をすすめる。キッズルームやスモーキングラウンジ、インターネットコーナーを新設し、免税店や一般店、飲食店なども増加する。

 リニューアル後の出国エリアは現状の45%増となる約5500平方メートルに拡張し、グランドープンは2010年春の予定。このうち、増床エリアをのぞく中央エリアは今年12月下旬に先行オープンする予定だ。