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ニューヨーク、夏の訪問者数予測は1130万人、ホテル稼働率は前年並みを維持

  • 2009年7月17日
 ニューヨーク市観光局によると、今夏のニューヨーク市への訪問者数の予測は1130万人で、2008年実績の微減に留まる見方をしている。ホテル稼働率は2008年と同水準を維持しており、例えば6月27日の週は83.3%。そのほかのアメリカの都市と比べると、サンフランシスコは80.8%、ワシントンDCは80.6%、ホノルルが76.1%で、全米平均の65.4%を大きく上回っている。ニューヨーク市観光局CEOのジョージ・ファティータ氏は「全米の観光業界は底を打ち、徐々に回復している」とし、「昨年度の記録的数値は超えられないかもしれないが、今年も好調な年であるのは間違いない。2015年に年間訪問者数を5000万人にする目標に向けて順調」との認識を示した。

 ニューヨーク市観光局ではさらなる誘客に向け、複数のプロモーションを実施している。例えば、4月の「リアルディール・プログラム」では家族向けの「リアルディール・ファミリー」のほか、9月13日までの金曜日を対象とした「リアルディール・サマーフライデーズ」と内容を拡大。さらに7月31日までの「レストラン・ウィーク」、9月7日までの「高級ホテル3泊目無料プラン」などのプログラムも実施。このほか、ニューヨークの5地区での休暇を促進する「ゴー・ローカル」キャンペーンも、昨年に引き続き実施する。