グアム政府観光局（GVB)とコンチネンタル航空（CO）は7月14日、共同で団体販売促進セミナーを開催した。GVB東日本地区セールス＆マーケティング担当の澁谷圭子氏は、「来年は団体販売に力を入れていきたい」と、団体需要の取り込みに向けて積極的に取り組んでいく姿勢を示し、2010年度に新たに実施する3種類のキャンペーンを紹介した。

　1点目は、「団体下見＆セールス研修サポート」と名付け、2009年10月1日から2010年3月31日まで、1人150米ドルの滞在費のサポートをおこなう。現在1社20名、限定10社まで可能だ。2点目は、「グアム団体イチオシキャンペーン」では、現地でオプショナルツアーなどに利用できる10米ドルのクーポンを提供する。50名以上の団体にはミスグアムのウェルカムサービスも実施する。3点目は、「大型団体早期受注キャンペーン」で、グアムがオフシーズンとなる時期にグアムへ誘致した団体に対し販売奨励金をサポートする。2010年4月1日から9月30日まで実施する予定で、40名以上の団体に対し人数に準じてサポートしていく。2010年7月以降には教育旅行に対しても同様のキャンペーンを展開する計画だ。現在各キャンペーンの詳細内容について調整をしており、7月末までにGVBのウェブサイトで詳細を掲載する。

▽CO、グアムは団体旅行にあわせた対応が可能−マイルキャンペも実施

　CO旅客営業部太平洋線マネージャーの佐久光俊氏は、今回のセミナーに当初の予想を上回る約60名が参加したことから、「グアムが注目されていることを再確認した」と述べる。また、グループの座席確保が難しいという旅行会社の持つイメージに対しては早期に申し込むことで座席確保しやすくなることを伝えた。COによると、12月からの関空／グアム線を含む日本9都市からアクセスが可能であることや空港から約15分の距離にホテルが位置していることなどインフラの面において利用しやすいという。アクティビティやホテルが充実していることも、ニーズにあわせた旅行の提案ができると紹介。また、COでは旅行会社を対象にキャンペーンを実施。ワンパスに入会する旅行会社の担当者が顧客にワンパスを紹介し、入会につながった際には最大15万ボーナスマイルを提供する。このほか、一般消費者やオーガナイザーに対してもキャンペーンを展開していく。