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ハワイ、5月の日本人訪問者数は16%減−新型インフル影響、7月は回復基調

  • 2009年7月13日
 ハワイ州観光局(HTJ)によると、ハワイへの5月の日本人訪問者数は前年比15.5%減の7万7925人であった。新型インフルエンザなどの影響により4月のプラス成長から落ち込んだ。6月も25%から30%減で推移すると予測しており、2ヶ月連続で減少する見通しだ。一方、7月は回復傾向にあり、HTJディレクターの一倉隆氏は、「到着人数が3000人を超える日も出てきており、日ごとに回復していると感じる」と話す。7月から8月にかけて夏期集中プロモーションを展開することから、前年並みの数値への回復に期待を示した。

 また一倉氏は、9月の大型連休を予約できなかった消費者について、「旅行自体をとりやめるだけでなく、他のデスティネーションにふりかえることも懸念される」と述べ、キャンペーンによるハワイの露出増加で誘導をはかりたい考えだ。なお、1日あたりの平均消費額は7.8%減の263.0米ドルと減少したものの、アメリカやカナダと比べると高い数値し維持している。平均滞在日数は3.1%増の5.70日と堅調に推移した。


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