ハワイ、夏期集中キャンペーン展開−臨時予算総額340万ドル投入で実現

  • 2009年7月10日
 ハワイ州観光局(HTJ)は7月から8月にかけて、ハワイ州誕生50周年を記念した夏期集中キャンペーンを展開する。これは、1000万米ドルの臨時予算「マーケティング・オポチュニティ・ファンド」の中から投入するもの。今回は日本や北米などに対して総額340万米ドルが承認されている。HTJは、ハワイらしさを打ち出すだけでなく、実際の旅行商品への予約や送客につながるよう企画。コンセプトは、「〜50 Reasons to Come to Hawai'i〜ハワイ50選に出会う旅に出よう!」で、メディア露出やイベント、関係各所との共同プロモーションを通じて、8月の間際予約を促し訪問者数の増加をはかる。

 まず、7月13日から30日までの期間中に東京と大阪でトレインジャック広告を実施。ハワイ50選ギャラリートレインとして、ハワイならではの景色や雰囲気を写真で伝えハワイへの興味関心を喚起する。さらに、ハワイ50選や旅行会社、現地ホテルの紹介を掲載するほか、誰でも参加できるクイズを7月15日から8月31日まで実施。ギャラリートレインだけでなくイベントの配布物などにも掲載してホームページで問題と解答を掲載する。

 また、ウェブサイト上でクイズと同期間中にホテル宿泊券のプレゼントキャンペーンを展開、2万件以上の応募数をめざす。ギャラリートレインに協賛する近畿日本ツーリスト(KNT)やエイチ・アイ・エス(HIS)、ジャルパックなどの旅行会社へのリンクも貼ることで、実際の予約につなげるねらいだ。HTJディレクターの一倉隆氏は、「旅行会社や航空会社など関係各社から協力するとの声が挙がったことが良い結果につながれば」と期待を示した。

 このほか、7月15日から21日にかけて東京や名古屋、札幌など7地域でテレビCMを放映。7月17日には首都圏で230万部の新聞広告を実施するとともに、都内6駅で1万部の号外を模した広告特集を配布する。7月20日から23日までは首都圏と仙台の7箇所で旅行会社と店頭イベントを共催するほか、横浜でのイベントや成田空港第2ターミナルでのミュージックイベントなど、各地で集中的に需要喚起をはかる。


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※訂正案内(編集部 7月10日 10時47分)
訂正箇所:第4段落 テレビCM放映期間
誤:7月14日から16日にかけて
 ↓
正:7月15日から21日にかけて