観光活性化フォーラム
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JATA、国内宿泊旅行推進で商品顕彰−功績だけでなく地域振興など評価

  • 2009年7月6日
 日本旅行業協会(JATA)は国内宿泊旅行拡大に向け、「JATA もう一泊、もう一度(ひとたび)」大賞を開始した。これは、国内宿泊旅行の拡大をめざすキャンペーン「もう一泊、もう一度(ひとたび)」の一環で、集客や販売などの功績や優れた観光開発に取り組んだ商品を顕彰する。商品自体を顕彰することで、各地のさらなる周知と地域振興につなげるねらい。「もう一泊、もう一度(ひとたび)」キャンペーンの期間は4月1日から2010年3月31日までで、JATAによると、専用ウェブサイトのアクセス数が6月だけで1万5500弱あり、応募もすでに1090通届いているという。夏休みの旅行需要の高まりからさらなる応募、認知向上を期待している。

 顕彰の対象となるのは、2009年4月1日から12月31日までに催行した宿泊をともなう企画旅行と同期間に商品化した地域の観光コンテンツ。グランプリには、宿泊旅行拡大に顕著に貢献した旅行商品1点と、宿泊旅行拡大が期待できる優れた観光素材1点をそれぞれ選出する。副賞は10万円。宿泊旅行価値創出賞やニューツーリズム開発部門賞、審査員特別賞などを設けた。応募方法は専用の応募用紙に必要事項を記入し、ツアー掲載パンフレットやチラシ、新聞雑誌広告などの販売ツール10部もあわせて送付する。JATAでは、実績だけでなく設定数や料金、告知方法などのほか、地域の観光協会などと一緒に開発したかどうかなど、地域振興への取り組みも含めて選考する。