マカオ、若年層市場開発をねらい大学生によるツアー開発プロジェクト実施

  • 2009年6月24日
 マカオ観光局はこのほど、大学生によるマカオへの旅行商品企画販売コンペティションを実施し、若年層市場の開発をおこなっていく。これは、マカオ観光局が2009年の重点プロモーションとして若年層の需要喚起を実施しているため。若年層が自らと同年代の若者向け商品を具現化することで、20代前半の若年層の訪問者数拡大をめざす。

 マカオ観光局によると、2008年の日本人訪問者数は前年比23.7%増の37万409人と大きく成長しているものの、知的好奇心旺盛なシニアや旅慣れた30代から40代までの女性など、大人の訪問者が多かった。そこで、さらなる市場拡大と継続的な観光発展には若年層の開拓が必要であると判断した。今回の大学生による商品企画プロジェクトは、「若者マカオ旅行企画チャレンジ」と題して大学生がデスティネーション研究や現地調査、企画の提案、広報、販売に関わる機会を参加大学に提供する。事業は代ステップから第6ステップまでのプロセスに分かれており、2009年5月から2010年3月まで実施する。現在はチーム編成やマカオのデスティネーション研究を始めており、6月下旬から8月下旬にはマカオでの現地調査を4泊5日でおこなう予定だ。2009年11月から2010年2月には協力する旅行会社によって企画商品の販売を開始、学生独自にプロモーションを展開する。2010年3月には、企画内容や集客実績を選考基準に優秀作品を選出する。参加大学は下記の通り。


▽参加大学
桜美林大学、亜細亜大学、杏林大学、松本大学、富山大学、京都嵯峨芸術大学、大阪芸術大学、サイバー大学、琉球大学、明治大学