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ニュージーランド、プレミアムな旅を提案−イメージを刷新する旅行商品作りを

  • 2009年6月23日
 ニュージーランド政府観光局(TNZ)はプレミアム感のある旅行ができるデスティネーションとしてニュージーランドを紹介、ワインやグルメなどを始め新たな観光素材を打ち出していく。TNZ日本局長のジェイソン・ヒル氏は、「消費者にヒアリングしたところ、自然や羊のイメージが強くそのほかの観光素材があまり知られていなかった」と課題を述べ、「まだ日本市場では認知度の低いワインやグルメなどを始めとする新しいイメージを伝えていきたい」と話した。また、6月17日に開催したプレス懇親会では、初代オピニオンリーダーの前田美波里さんが登壇し、4月に訪れた北島での旅行について説明。前田さんはワイナリーを訪れた際、「ワインとチーズがとてもおいしく驚いた。日本で同じものを食べたのに現地で食べたほうがおいしい」と話し、実際に現地で味わうからこそ満喫できると紹介していた。

 TNZでは、消費者向けにニュージーランドについての調査を実施。ヒル氏は旅行を販売する側が、「実際にどんな旅行を求めているのか、どんなイメージを持っているのかを知らなければいけない」と話し、「ニュージーランドを扱う側としては当然のことでも実は知られていない」ことがわかったという。また、「旅行会社は自社の企画についての研究だけでなく、現地について幅広い視野をもって考えてもらいたい」と話す。特に、プレミアム感のある旅行ができるデスティネーションであることを積極的にアピールする考えで、「ルートを新たにする必要はなく、プレミアムなイメージを与えるようにしたい」とパンフレットに使用する色使いや素材など、具体的に提案していく。具体的な方針については今後まとめていく予定で、7月末までにはデータをとりまとめる計画だ。


▽2011年ラグビーワールドカップ開催で東京でもイベント実施

 2011年にはニュージーランドでラグビーのワールドカップを開催することから、ラグビーをテーマにしたイベントや試合などを通じてニュージーランドの魅力を訴える。2009年秋には巨大なラグビーボールを模したモニュメントを東京都内に設置。イベントなどを開催する予定だ。