「星のや京都」 嵐山に12月オープン

 星野リゾート(星野佳路社長)はこのほど、京都市内のホテルで今年12月にオープンする「星のや京都」の説明会を開いた。

 星のや京都は、京都市・嵐山の旧・嵐峡館をリニューアルしてオープンする。全室から保津川が望める「水辺の私邸」をコンセプトに、離れなど独立性の高い25室からなる。客室はメゾネットやダブルなど8タイプで平均すると64平方メートル。これは、星のや軽井沢の平均57平方メートルを上回る。


「星のや京都」のイメージ図

 敷地内にメインダイニング「嵐狭館」を設けるが、市内の著名な料理店と提携し宿泊客を案内するという。朝食は部屋出しする。ライブラリーラウンジなども設ける。浄化槽から生じる熱を館内の暖房などに変換するシステムなど、周辺環境に配慮したシステムを導入する。

 チェックインやチェックアウト時は渡月橋から専用の船で行き来する。毎夕方、カクテルパーティーを開催するほか、禅などを採り入れたスパ、オリジナル観光プランなどを作り滞在プログラムを設定する。

 宿泊料金は1泊5万5千円−15万6千円。平均消費単価は7万円、70%以上の稼働率を目指す。すでにHPで予約を始めており「12月はかなり入ってきている」。

 星野社長は「何度も京都へ来ている人たちに支持されるよう、つねに進化していける宿にしていきたい」と話していた。

 星野リゾートでは今後、2011年に「星のや竹富島」、12年に「星のや富士」の開業を予定している。


情報提供:トラベルニュース社