旅行業倒産件数、5月は7件で9.8億円−件数が増加傾向
東京商工リサーチ(TSR)によると、2009年5月の旅行業倒産件数は6件(前年:1件)で、負債総額は9億8000万円(前年:6000万円)となった。負債総額の急増には、ATBの特別清算分の6億円が含まれている。倒産件数は今年に入って1月が2件、2月と3月が4件、4月と5月が7件と増加傾向を示している。また、新型インフルエンザの影響についてTSRでは、新型インフルエンザを直接の原因となる倒産はまだ発生していないものの、今後とも企業経営に与える影響が懸念されると分析している。
なお、宿泊業の倒産は件数が12件(前年:14件)、負債総額が83億9900万円(前年:448億200万円)となった。特に地方を中心に発生しているといい、TSRでは景気低迷による影響が地方の観光業に影響を与えていると指摘した。
なお、宿泊業の倒産は件数が12件(前年:14件)、負債総額が83億9900万円(前年:448億200万円)となった。特に地方を中心に発生しているといい、TSRでは景気低迷による影響が地方の観光業に影響を与えていると指摘した。