オーストラリア政府観光局（TA)は5月31日、オーストラリアの各州政府観光局の協力を得て、学校教員向けの教育旅行セミナーを開催した。当日は30名以上の教員が参加し、学校側へ提案する際の有力な素材や情報を収集していた。

　TAからは、文部科学省の資料を引き合いに、オーストラリアが海外修学旅行先として1位に選ばれていること、さらに治安のよさ、衛生管理、時差など、教育旅行の値としての優位性を説明した。また、各州政府観光局の代表者は各州の特色や提供できる教育旅行の素材を紹介した。さらに学校側から佼成学園女子中学校・高等学校の交流部長が登壇し、ケアンズで実施した教育旅行の体験を紹介。同校ではケアンズの修学旅行の後、対象者が引き続き滞在して語学研修プログラムを実施しており、「生徒にとって語学研修に集中でき、保護者や学校側には渡航費用削減のメリットがある」と語った。