関空、08年度は最終損失67.3億円−景気後退や路線再編の影響で

  • 2009年5月20日
 関西国際空港の2009年3月期(2008年4月1日〜2009年3月31日)の連結決算で、最終損益は67億3300万円の赤字(前年:108億8700万円の黒字)となった。営業収益は、航空機発着回数、旅客数ともに減少し、6.5%減の991億7300万円を計上。営業費用は0.4%増の814億3200万円で、営業利益は29.1%減の177億4000万円、経常利益は66.7%減の37億9400万円となった。最終損失には、連絡橋の売却関連の特別利益と特別損失を含む。

 2010年3月期の見通しとしては、最終利益9億6300万円を見込む。営業収益は7.7%減の915億6400万円、営業利益は18.0%減の145億5200万円、経常利益は76.8%減の8億8200万円となる予想。航空機発着回数は10.9%減の11万4000回、航空旅客数は7.2%減の1533万人となる見通しだ。