求人情報

ゴールデンウィークの旅行動向、行かなかった理由に新型インフルの影響も

  • 2009年5月18日
 フォートラベルがこのほど実施した「2009年GW(ゴールデンウィーク)旅行動向調査」によると、期間中に海外旅行を実施した人は11.0%、宿泊をともなう国内旅行は16.8%で、最も多かったのは「自宅中心で過ごす」で41.1%であった。同社ではGW前に期間中の計画を問うアンケートを実施しており、その結果と比べると海外旅行は1.7ポイント減少、国内旅行は0.5ポイント減少したが、「自宅中心で過ごす」は1.3ポイント増加している。

 海外旅行を取りやめた人は、海外旅行を計画していた人の15.8%で、その理由の約30%が「新型インフルエンザの影響」であったという。そのほか、「休暇日数の関係」「同行者と日程があわなかった」「予算があわなくなった」との回答もあった。

 年代別の傾向では、20代、30代の半数以上が海外や国内を問わず「旅行に出かけた」と回答しており、特に海外旅行は30代が13.2%、20代が13.1%、40代が11.6%と続く。しかし、50代は7.9%、60代以上は2.9%となっており、「混雑する」「旅費が高い」などと時間に余裕がある年代はGWは旅行に行かない「巣ごもり派」で、「GW明けてから行く」という時期をずらして計画をする人が多いようだ。

 海外旅行を実施した人の旅行日数は平均6.6日で、旅行費用の平均は一人あたり約15万6000円。そのうち、交通費の平均が約8万6000円で、宿泊費は約6万9000円となった。行き先が判明している283名のうち、約60%がアジア方面で、特に中国タイが多かった。ヨーロッパは約20%、北米は約10%であった。
 
 なお、同調査におけるGW期間は4月29日から5月10日まで。調査は4月30日から5月11日まで、フォートラベルの会員を対象に実施し、有効回答数は3246件であった。


▽関連記事
旅行好きのGWの海外旅行予定は15.8%−燃油費の値下げが「きっかけ」は37%(2009/04/10)