JTBグループのトラベルバンクは7月1日から、VISAトラベルプリペイドカードを発売する。海外ATMで現地通貨を引き出せるほか、ショッピングにも利用可能なプリペイドカードの発行は日本初という。世界3000万店以上のVISA加盟店、140万台以上のVISA/PLUSのATMで利用できる。カード発行システムの開発と申し込み受付や審査、請求などのプロセシング業務は、別会社が担当する。トラベルバンクでは、海外だけでなく、国内でも利用可能なカードの発行を検討したい考えだ。

　VISAでは現在、後払いのクレジットカードと即時払いのデビットカードを発行している。新たに発行するプリペイドカードでは、これらを持たない人でも海外旅行で現地に滞在する間、VISAカードを使って現金を使わずに過ごすことが可能。高校生以上の日本居住者であれば誰でも申し込むことができるため、海外旅行者や海外出張者、海外への留学生、修学旅行生などの利用を見込む。