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南オーストラリア、価格よりも価値ある旅の提案を−ワインきっかけに

  • 2009年4月22日
 南オーストラリア州政府は4月21日、「Taste of South Australia」と題した夕食会とメディアブリーフィングを開催、南オーストラリアのワインや食文化について紹介した。南オーストラリア州政府観光局リプレゼンタティブの榊原史博氏は、「ワインは南オーストラリアの文化。本当のオーストラリアを求める人には欠かせない」とワインをテーマに価値ある旅行を提案した。

 榊原氏は経済環境が厳しい中では、価格訴求ではなく満足度のある旅行が必要だとした上で、南オーストラリア州は文化を体感できるデスティネーションとして訴求できるという。農業やマグロの輸出などが盛んであることから、食文化を楽しむことが可能で、ワインを通して同州の奥深い魅力を知ることができると話す。榊原氏によると、ワインをテーマにした旅行が日本人にとってメジャーになったのはここ10年ほど。パッケージツアーでは、ソムリエと行くツアーやワイン作りに挑戦するツアーなどがメインだが、FITでもアデレードから1日のバスツアーなどに参加でき、さまざまな種類を試飲して自分の好みのワインを見つけるなどの楽しみ方があるという。また、「Bring your own(BYO)」という表示のあるレストランでは、自分の好きなワインを持ち込めるようになっており、気に入ったワインがあれば現地で味わうことが可能だ。

 今回のメディアブリーフィングには現地から10以上のワイナリーやベーカリーが参加。パッドサウェーに位置するワイナリー、ヘンリーズドライブでは4年前からセラードアーと呼ばれる試飲のサービスを開始しているほか、クナワラワイナリーでは4日から5日間のワインイベントを開催、約20のワイナリーが参加してオークションやテイスティングを実施するという。