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バンコク、平常化に向け一歩、TATが声明−外務省は不安定さに留意求める

  • 2009年4月20日
 タイ国政府観光庁(TAT)は4月16日付で、「バンコクの情勢は平常に戻った。タイ住民とタイへの訪問者は、バンコクを含むタイ全土でソンクラン祭り(タイ旧正月)を享受している」と報告した。TATによると、4月14日に元首相のタクシン氏支持派の指導者が反政府活動の中止を宣言し、同日正午までにすべてのデモ隊が解散。閉鎖していたバンコクのショッピングモールも13時には営業を再開したほか、全道路が開通し、バス全路線やBTSスカイトレイン、地下鉄、バンコク発着の鉄道、公共施設、通信サービスも通常通りに運営されているという。

 日本の外務省も4月14日、渡航情報で「治安情勢は沈静化しつつある」と説明。ショッピングモールの再開も認めている。また、タイ政府では16日と17日を政府機関の休日に設定し、TATによるとソンクラン祭りも延長されているという。ただし、外務省では、「タイの情勢は依然として不安定」と注意を喚起しており、現政権支持派の指導者が銃撃されたとの報道もあるため、留意は必要なようだ。