Marriott Bonvoy

シドニーマラソン、最大規模のプロモーションを展開、500名の参加めざす

  • 2009年4月17日
 オーストラリア政府観光局(TA)とカンタス航空(QF)、ニュー・サウス・ウェールズ州政府観光局は共同で、2009年のシドニーマラソンのプロモーションを展開する。初めての試みで、シドニーマラソンをきっかけにシドニーへの旅行需要を喚起する。雑誌やオンラインでの広告やピーアールのほか、特設サイトの設置、ポスターなどの作成、イベントの開催、ラジオ番組の提供などを計画しており、シドニーマラソン・ディレクターのウェイン・ラーデン氏によると「全世界でもこれまでで最も大きな規模のプロモーション」となる。昨年の日本からの参加者が171名であったところを、最低でも500名まで増加することをめざす。

 今年のシドニーマラソンは9月20日に開催される。2008年の参加者は2万5218人で、外国からの参加者は1006名。外国からの参加者に占める日本人のシェアは約17%で、ニュージーランドに次いで2位という。ラーデン氏は、「シドニーは日本で最も有名なオーストラリアの都市の一つ」であり、マラソンコースはハーバーブリッジとオペラハウスのアイコンを通ることから、伸びる余地は大きいと強調した。シドニーマラソン日本事務局ジェネラル・マネージャーの寺本洸氏も、今年の大会が9月の連休中の開催であることなどから、増加に期待を示す。旅行会社も「少なくとも100名は取り扱いたいと言ってくれている会社が3社ほどある」という。プロモーションでは、旅行会社とのイベント共催なども計画している。

 なお、4月16日には東京で旅行業界向けセミナーを開催し、大会の概要や優位性、プロモーション展開を説明。優位性は例えば、スタート地点への集合に市内から電車が利用できることや時差が少ないこと、走りやすい気候の早春であることなどを挙げた。大会当日の移動については、ゼッケンを持っている場合、フェリーやバス、電車が1日無料となることも紹介した。