インフィニ、グローバル化と日本市場向けサポート体制を強化

  • 2009年4月16日
 インフィニ・トラベル・インフォメーションは今後、グローバル機能の強化と日本市場のニーズにあわせた展開を強化する。パートナー航空会社との連携強化やサポート体制の整備のほか、機能の向上により商品の充実をはかる。インフィニ・トラベル・インフォメーション経営推進部主席部員の菊池宏氏は、ゼロコミッション化が進み、PEXなどの公示運賃体系が柔軟化する中で、「ただ欧米化するのではなく、グローバルスタンダードに対応するGDSと日本市場にマッチした機能を持つCRSの両立をめざしたい」と話した。

 4月14日に開催したインフィニビジネストリップセミナーでは、パートナー航空会社8社の最新情報や、新たな機能のほか今後の展開について紹介。具体的には、航空会社側のセカンダリーPNRを確認できる機能「PNR VIEW」の契約にエバー航空(BR)がまもなく可能となる。さらに、業務渡航などに見られるフィービジネスへの転換をふまえ、航空券手配のみでなくホテル手配においても同じPNR上で管理できるよう「INFINI AirPlus」の販売を強化する。約8万件のホテルと契約し、企業契約レートを反映した予約が可能となる。すでに3月から2名のホテル専任スタッフを設けており、今後さらにホテルコンテンツを充実させる予定だ。また、セーバーとの連携により300社以上の航空会社をDCSレベルで予約できるようにすることで航空会社との接続を強化。このほか、現地でトラブルなどが発生した際に、地図やエリアを指定して滞在旅客の有無を検索できる機能を夏頃をめどに加える予定だ。

 また、業務渡航における契約、販売管理のデータ分析をおこなうアメリカのプリズムグループへのデータ転送をサポートするため、プリズム形式データのフォーマットを提供する予定だ。