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<続報>バンコク、ツアーは催行継続が多数−在タイ日本大使館の注意喚起続く

  • 2009年4月14日
 在タイ日本大使館によると、タイで4月12日14時20分(現地時間、以下同)にバンコクを含む6都県に非常事態宣言が発令されたが、4月13日13時現在も混乱が続いているようだ。警察隊とデモ隊の衝突で多数の負傷者が出たとの情報もあるという。警察や元首相派団体による道路封鎖地域も現在20ヶ所以上に拡大。また、サイアム・パラゴンやセントラル・デパート5店舗(センラル・ワールド、チットロム、ラプラオ、ピンクラオ及びシーロム・コンプレックス)、ZENデパートは15日までの閉店を決めた状態という。

 一方、旅行会社各社では、現在のところ大きな影響は受けていないようだ。ジェイティービー(JTB)、エイチ・アイ・エス(HIS)、近畿日本ツーリスト(KNT)、日本旅行の各社に確認したところ、「キャンセルは特にない」状態。日本旅行では「本日出発の23名に限りキャンセル料を免除したが、全員が出発した」という。KNT以外の3社は14日以降も通常通りの催行を予定しており、現地支店などとの連携を取りつつ、外務省の渡航情報などの様子を見る方針のようだ。KNTでは、4月16日以降の催行について4月14日午前中に判断する予定だ。

 また、エーペックスインターナショナルによると、デモが発生している市内の一部地域を除いて平常と変わらない状態という。現在は「ソンクラン(水掛け祭り)」の時期であり、例年より静かではあるものの、外国人旅行者が水を掛け合って楽しんでいる様子を報告している。

 なお、タイ政府は、治安の正常化に向け、15日までに正常化のために必要な対策をとる方針を表明しているといい、日本大使館では、「治安情勢が沈静化するまでの間は不要不急の外出は控える」ように求めている。


▽警察・軍や元首相派団体による道路封鎖地域(在タイ日本国大使館)
http://www.th.emb-japan.go.jp/jp/news/090413-2.htm


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