旅行好きのGWの海外旅行予定は15.8%−燃油費の値下げが「きっかけ」は37%

  • 2009年4月10日
 フォートラベルがユーザーを対象に実施した「2009年GWの過ごし方」に関するアンケート調査によると、ゴールデンウィークの平均休暇日数は5.7日で、「積極的に旅行に行きたい」「予算を抑えて旅行に行きたい」と旅行への意欲を示した回答は約9割になった。ただし、実際に旅行に出かける人は全体の48.3%で、そのうち海外旅行は15.8%、国内旅行が15.1%、日帰り旅行が9.6%、帰省が7.8%。旅行への意欲の高さに反し、「自宅を中心に過ごす人」が40.0%となっており、「旅行費用も高く、人が多いので出かけたくない」「普段仕事で忙しいので、家のことをやって、ゆっくり過ごしたい」という理由が散見された。

 旅行業界で期待されている「燃油サーチャージの値下げ」「定額給付金」などの影響については、燃油サーチャージの値下げが「旅行計画のきっかけになった」と回答したのが37.4%に登る。また、行き先を変更したなど「旅行計画に影響があった」も16.7%となり、需要喚起への一定の寄与が見られた。一方、定額給付金は「ほとんど関係ない」が87.3%。また、「高速道路休日上限1000円」は、ほとんど関係ないが60.5%であったが、「旅行を考えるきっかけとなった」が22.6%、「旅行計画の中身に影響があった」が12.0%となった。

 また、旅行の手配については、「自分で手配する(個人手配)」と回答した人が海外旅行でも多い。宿泊予約は67.2%、交通手配も68.7%で、その多くがオンライン経由によるという。「旅行会社に委託(ツアーを含む)」は、宿泊が28.4%、交通手配が26.9%であった。

 なお、同調査は3月18日から3月24日までの7日間、1月に実施した年末年始旅行動向調査の回答者688名を対象に実施。有効回答数は425件であった。また、調査中のゴールデンウィークの期間は4月29日から5月10日とした。


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