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日本旅行、2月の海外旅行取扱額は32.8%減−旅行手控えの傾向強く

  • 2009年4月10日
 日本旅行の2月の総取扱額は前年比24.2%減の253億5146万5000円となった。このうち、海外旅行は32.8%減の76億7379万1000円となり、団体旅行が33.9%減の12億5568万7000円、企画商品が19.8%減の43億5862万5000円、個人旅行が53.9%減の15億7342万円と減少。企画商品のうち、マッハ・ベストツアーが21.3%減の34億1707万4000円、他社企画が14.0%減の9億4155万1000円となった。

 日本旅行広報室によると、「1月から3月頃に催行する団体旅行の受注時期は前年の10月から12月。ちょうど経済危機と時期が重なった」と団体旅行の伸び悩みについて理由を説明。また、海外旅行については、「すでに4月以降に燃油サーチャージ額が下がることが認知され始めており、長距離方面を始め各方面で手控えの傾向が強かった」と話す。一方、人員ベースでは、円高の影響により韓国が157%増、グアム、サイパンのミクロネシアが33%増となったものの、「近距離方面は好調だが単価が低いため取扱額に大きな影響がなかった」と分析する。

 国内旅行は、19.6%減の173億6109万9000円で、団体旅行が20.9%減の31億5413万5000円、企画が12.8%減の59億2582万6000円となり、いずれも前年を下回る結果となった。また、円高の影響を受けたのが例年好調に推移していた国際旅行で、27.9%減の3億1434万7000円と大幅に減少した。