富士山静岡空港、供用開始が6月4日に正式決定−国交省が受理

  • 2009年3月25日
 富士山静岡空港の供用開始日が6月4日に決定した。3月23日、静岡県知事の石川嘉延氏から国土交通大臣の金子一義氏に供用開始期日の届出があり、受理した。静岡空港は当初3月の開港をめざしていたが、空港西側の一部地域に存在する立ち木が航空法で制限される高さを超えていたことや追加工事が必要であったことから延期。立ち木に関しては引き続き持ち主と伐採の交渉を続けているものの、滑走路を本来の2500メートルから2300メートルに短縮して暫定運用することで解決、追加工事は無事完了しており6月の開港を可能とした。

 現在、静岡空港のホームページでは2008年12月23日現在に決定しているフライトスケジュールを紹介。これによると、日本航空(JL)が札幌線1便と福岡線3便、全日空(NH)が札幌線1便と沖縄線1便、大韓航空(KE)およびアシアナ航空(OZ)は仁川線をそれぞれ1日1便で運航するとしている。このほか、中国東方航空(MU)が週4便にて上海線を運航する予定だ。

 なお、チャーター便については、スイスのエーデルワイス航空(8R)、キャセイパシフィック航空(CX)、チャイナエアライン(CI)、マカオ航空(NX)による運航が予定されているという。


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