成田、日系2社の発着便36便が欠航−航空機炎上でA滑走路が閉鎖

  • 2009年3月23日
 3月23日午後12時現在、成田国際空港のA滑走路閉鎖により、日本航空(JL)および、全日空(NH)の日系2社をはじめ、出発便、到着便に欠航やダイバートなどの影響が出ている。これは、フェデックス機が同日午前6時48分に成田空港に着陸した直後に炎上した事故の影響によるもの。既に午前9時4分に鎮火しているものの、現在は事故調査委員会が調査している段階で再開のめどはたっていない。日系2社の成田発着便に関する運航状況は下記の通り。

 JLは11時30分現在、出発便13便と到着便14便のあわせて27便の欠航を決めた。欠航便のみで約6690名、全体で約7537名の旅客に影響が出る見込みだ。到着便のうち9便に関しては24日の到着を予定している。また、羽田空港へのダイバート便は2便のみで、ジャルウェイズ(JO)のデンパサール/成田線のJO720便および、ホノルル/成田線のJL75便となる。このほか、貨物便のJL6404、6151、6422便は札幌へダイバートする。

 NHでは11時25分現在、出発便8便と到着便1便のあわせて9便の欠航を決めた。欠航便のみで約1810名、全体で約3730名の旅客に影響が出る見込みだ。出発便で運航方針を検討している便は、成田/ロサンゼルス線のNH006便と、成田/サンフランシスコ線のNH008便の2便。また、到着便のうち8便に関しては目的地を羽田、仙台、千歳、中部にそれぞれダイバートする予定だ。