ベトナム市場拡大に向け計画策定−VWC、ガイドの質向上なども取り組み
ビジット・ワールド・キャンペーン(VWC)は、2008年度下期から重点デスティネーションに設定しているベトナムの市場拡大に向け、具体策を固めた。上期はベトナム中部のリゾート地域、下期は世界遺産を軸にデスティネーション・キャンペーンを展開するほか、業界向けのFAMツアーやセミナー、消費者向けプロモーションなども実施する。ガイドや移動手段の質の向上などにも取り組む。ベトナム航空(VN)やインドシナ観光促進協議会(ITPF)と連携して進める方針で、3月19日には共同で業界向けセミナーを開催した。
重点デスティネーションのうち、上期の中部リゾート地域はダナンやホイアン、フエ、ニャチャンなど。アジアの他のリゾートと競合することになるが、ダナンやホイアンでは世界遺産が近接していることを打ち出していく。現在のベトナム旅行は、下期の世界遺産を軸にした周遊型が主流であるため、3月から9月がベストシーズンの中部地域を打ち出すことで年間を通した集客が可能になると期待する。また、顧客層でも周遊型に多いシニア層だけでなく、若者の取り込みにつなげたい考えだ。具体的には、ロゴを作成してパンフレットへの掲載を促進するほか、VNは特別料金を設定する。VNが燃油サーチャージを廃止したことも打ち出していく。
なお、VWC2000万人推進室室長の澤邊宏氏はセミナーの冒頭、「ベトナムは年間40万人の市場になった」と重要性を強調し、VWCの取り組みで「持続可能でバランスのとれた、旅行者にとって価値のあるデスティネーションとして育てたい」と言及。また、VN日本地区副総支配人のキエウ・アイン氏も「日本はVNにとって最も重要な市場」とし、継続的な投資を約束。その上で、2009年の「日メコン交流年」であることも活用しながら、関係者で協力して需要を促進したい考えを示した。
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◆VWC、下期の重点市場は中国、ベトナム、マカオ−市場開発で欧州の調査実施(2008/10/08)
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