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日本旅行、4月から6月が好調−海外旅行予約人数が32%増、GWは42%増

  • 2009年3月19日
 日本旅行によると、4月から6月にかけてマッハとベストツアーにおける予約状況が好調だ。3月7日時点で全方面合計で32%増となっており、方面別ではミクロネシアが5%増、ヨーロッパが18%増、アジア計が103%増となっている。ヨーロッパは4月1日以降の燃油サーチャージ額値下げの影響で増加。アジア計では、韓国が260%増と全体を牽引、「ショッピング旅行がほとんどで、ホテル手配が厳しいほどの伸び」(日本旅行広報室)という。

 一方、オセアニア方面では24%減となっており、航空路線の減少で供給量が低下したことにより伸び悩んでいるようだ。中国に関しては6月のみで400%増であったものの、2008年の数値自体が低いため全方面に影響するには至らなかった。また、4月24日から5月6日までのゴールデンウィーク(GW)期間においては、10%減の中国以外はすべてプラスに推移。アジア計が94%増、ヨーロッパが32%増と好調だ。

 広報室では海外旅行市場に関して、「人員ベースでは、近距離方面から需要が回復傾向にある」と分析。円高や4月からの燃油サーチャージ額値下げなどの影響から、海外旅行への関心が戻りつつあるようだ。こうした流れを受けて、「仕入を強化し販売体制を整えて手配することで、長距離方面の販売も進めていきたい」という。


▽日本旅行 4月〜6月 マッハ、ベストツアー予約人数前年比 ※3月7日現在
(方面/前年同期比)
北米/13%減
ハワイ/3%減
ミクロネシア/5%増
ヨーロッパ/18%増
オセアニア/23%減
アジア計/103%増
中国/19%減
全方面合計/32%増