女性は海外意欲強く、男性も「癒し」求める傾向に−ゴールデンウィーク旅行

  • 2009年3月12日
 アップルワールドが同社のホテル予約サイト上で実施した「ゴールデンウィークの海外旅行」に関するアンケートで、ゴールデンウィーク中に1泊以上の旅行を計画している人は59.5%であった。旅行日数は「6泊7日以上」が34.7%と多く、次いで「4泊5日または5泊6日」が33.7%と続く。今年のゴールデンウィークは4月30日、5月1日、または5月7日と8日に休暇を取得する場合は9連休や12連休も可能で、長期連休が必要な海外旅行にも行きやすい曜日配列になっている。一人あたりの旅行費用は「10万円から20万円」が26.3%で多く、「5万円から10万円」が23.2%。

 旅行の予定を「まだわからない」と決めかねている人は22.1%。「出かける計画はない」という人は18.3%であった。旅行に出かけない、もしくは決めかねている理由について、男性の41.9%は「旅行代金が高すぎる」と回答。一方、女性は「その他」が最も多かったものの、「旅行代金が高すぎる」が30.5%と2位に続く。また、「旅行以外の支出が増えているから」が11.1%と、男性の3.2%に比べて多い。また、「景気の先行きが不透明だから」は、男性は3.2%、女性は5.5%であった。

 方面別では国内旅行が24.5%で最も多かったものの、タイ、シンガポール、インドネシア、マレーシアの東南アジアが20.4%、ヨーロッパが13.3%と続いた。男女で趣向が異なり、男性は国内旅行が32.7%で2位の東南アジアの15.4%よりも大きく差をつけたが、女性は1位の東南アジアが26.1%、2位のヨーロッパが19.6%で、国内旅行は15.2%となり、女性の海外旅行意欲が強いことがうかがえる。

 また、旅行の目的も男女差が出ている。男女ともに1位は「のんびりして疲れをとる」が28.0%であったが、男女別の内訳では男性は32.7%、女性は22.7%で、男性にも癒しを求める傾向が強いことが分かった。特に30代の男性は4割近くの回答があったという。また、女性の20.4%が回答した「アクティブに観光や体験プランに参加する」は男性は10.2%であった。

 なお、同調査は2月18日から24日に実施され、20代から60代までの159件の回答を集計した。