日本システム開発、セミナー開催、激変する旅行業界をテーマに米国事例紹介

  • 2009年3月6日
 日本システム開発(NSK)は「激変する日本の旅行業界」をテーマにセミナーを開催、急激な変遷を経験した米旅行業界の現状を紹介した。当日は、約150名が参加し、関心の高さをうかがわせた。

 東京国際フォーラムの会議室で開催されたセミナーに参加したのはメディアや旅行会社など総勢150名にものぼる。米国旅行業界に詳しいフォーカスライトJapanの牛場春夫氏を講師に招き、米国旅行業界を例に挙げつつ旅行業の現状を語ってもらった。

 それによると、アメリカの旅行業界は1995年ごろにインターネットが普及しだしてから多くの変化を遂げてきた。しかし、依然として年間25億円という売り上げ額をだしており、それには変遷に対応してきた旅行会社の努力があったという。アジアのオンライン化率は欧米に比べるとまだ低いが、確実にその波は押し寄せており、日本の旅行業界も時代に即した対応をせまられている。牛場氏はこれからのビジネス展開方法、コスト削減策などを話し、最後に「もはやサプライヤーの代理店という立場ではなく、優良商品を売る旅行メーカーになるべき」というアドバイスで締めくくった。

 なお、セミナーの詳細な内容は後日、掲載する予定。