ハワイ、1月の日本人訪問者は13%減も消費額は微減に−ハネムーナーが増加

  • 2009年3月4日
 ハワイ州観光局(HTJ)によると、2009年1月の日本人訪問者数は前年比12.7%減の8万8619人であった。一方昨年から続く傾向として、平均滞在日数は1.9%増の5.88日となったほか、消費額1人1日あたりの消費額は8.4%増の308.3米ドル、1人1回の旅行当たりの消費額は10.5%増の1811.9米ドルなどとなった。日本人訪問者の全消費額は3.6%減の1億6060万米ドルとなり、HTJディレクターの一倉隆氏は円高が背景にあるとしつつ、北米からの訪問者では18%以上の落ち込みを示していることから、一定のレベルを維持できていると評価した。

 このほか、空港でのサンプル調査の結果ながら、ハネムーナーが49.2%増と大幅に増加。HTJが旅行会社などにヒアリングしたところ、円高や燃油サーチャージの値下げによる間際予約の増加と、それに伴う格安プランの設定などが後押ししたと考えられるという。HTJによると、2008年の日本全体での婚姻件数が1万件以上増加したことのほか、再婚挙式や晩婚など年齢層が高いハネムーナーが海外を選びやすいとの分析から、今後もハワイにとってのプラス材料は多いと予測している。


※訂正案内 (編集部 3月5日 14時30分)
・第2段落
前:ハワイでの挙式組数が1万件以上増加
 ↓
後:日本全体での婚姻件数が1万件以上増加