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日本旅行、09年は台湾に注力、送客拡大で覚書−JATAも合同会議を開催

  • 2009年2月20日
 日本旅行は2009年、全社を挙げて台湾への送客に注力する。このほど台湾交通部観光局と覚書(MOU)を交わした。送客目標は前年比13%増の4万人。日本旅行では2008年にも「もっと韓国!キャンペーン」を実施し、送客数30%増を達成した実績がある。台湾側では2009年、「旅行台湾年」の最終年であることから、特に「台湾グルメ」「養生健康」「スター追っかけの旅」のテーマで積極的にプロモーションを展開する方針。


▽JATAは視察旅行、台湾交通部観光局と日台合同観光会議を開催

 このほか、日本旅行業協会(JATA)が2月8日から2月12日にかけて台湾視察研修旅行を実施。2月11日には日台合同観光会議を開催し、両国の旅行会社や航空会社、ホテル、ツアーオペレーター、台湾交通部観光局など91名が台湾観光の更なる需要喚起に向けて議論した。

 会議では、日本側からJATA理事長の柴田耕介氏が台湾桃園国際空港の団体用バス停車レーンの混雑緩和や、1月から禁煙法が施行されたことから分煙施設の拡充、いつ何度行っても必ず目新しいものがあるような観光素材の開発を提案。柴田氏によると、「3月に開催予定の日台サミットで報告が得られるとありがたいと伝えた」という。

 なお、日台サミットでは、両国の市場の動向や今後の方針などが議題となる見込み。また、羽田/松山間の定期チャーター便の就航や、昨年のITCチャータールールの緩和も話し合われる可能性があるという。