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中国東方航空、関空/上海/昆明間をデイリー化−雲南省への観光需要に期待

  • 2009年2月23日
 中国東方航空(MU)は3月29日から、上海経由の関空/昆明線を4便増便してデイリー運航を開始する。関空/上海線の便名をMU747便/748便に変更し、昆明まで運航する。MUは、昆明国際空港を東南アジア北部へのハブ空港として位置づけており、今回の増便もネットワーク強化の一環。昨年の関空/昆明間の利用状況では、関空発のアウトバウンドが全体の9割を占めており、レジャー需要がほとんど。MUでは、今回の増便により昆明を省都とする雲南省への観光需要の取り込みのほか、中国の内陸部からの訪日需要の増加にも期待を寄せる。

 MUによると、雲南省は世界遺産も複数あり、以前から主要な観光スポットで観光客の受け入れ態勢が整っているという。中国国内でもっとも多数の民族が生活しているほか、気候も一年を通して比較的温暖で過ごしやすいという。このほか、観光資源としてゴルフやトレッキング、スパなどもある。また、雲南省西部では1月23日に国内線用の騰衝駝峰空港が開業しており、温泉や火山、華僑の里とされる和順郷などの観光スポットなどへのアクセスが向上する。

 今後の需要喚起の方針としては、業界向けにFAMツアーを企画するほか、優待運賃の設定を継続。また、消費者向けにも、旅行会社と協力し、商品展開をはかる方針。ターゲットとする消費者層は、主に団塊世代や20代後半から30代の女性同士の旅行者だ。

 なお、使用機材はボーイングB737型機で、座席数はビジネスクラス8席、エコノミークラス123席の131席。


▽MU 関空/上海/昆明線 スケジュール(3月29日〜)
MU748便 KIX 午後4時40分発/SHA 午後6時05分着
     SHA 午後7時05分発/KMG 午後10時25分着
MU747便 KMG 午前8時20分発/SHA 午前11時20分着
     SHA 午後0時25分発/KIX 午後3時40分着