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スカイマーク、14年までに国内全19路線、6都市に新就航−中期経営計画

  • 2009年2月3日
 スカイマーク(BC)は2009年から2014年までに、国内ネットワークを現在の5路線から計19路線に拡大する中期経営計画をまとめた。09年から10年、11年から12年、13年から14年の3段階にわけ、それぞれ5路線(最終段階は4路線)ずつ開設。新たに、第2段階で中部、小松、熊本、石垣、第3段階で仙台、松山にも就航する。09年から2010年はすでに福岡/那覇線の運航を表明しているほか、このほど4月1日からの千歳/旭川線の開設を発表。このほか、神戸/千歳、神戸/福岡、神戸/那覇線を予定する。今回の経営計画では国際線に関する言及はなかったが、大手が国内線の地方路線を撤退・減便する業界環境と状況にあわせ、BCは自社の拠点や資源を活用し国内基盤の充実にあたったという。こうした路線拡大により、2013年3月期(13年4月から14年3月)の売上は800億円(08年3月期見込み:430億円)、営業利益は64億円(同:27億円の赤字)を目標とする。


▽2009年3月期の業績予想を下方修正、第3四半期は減収減益

 BCの2009年3月期第3四半期(平成20年4月1日〜平成20年12月31日)の業績は、売上高が前年比16.8%減の320億5800万円で、営業損失37億4200万円、経常損失38億4800万円、純損失35億5700万円となった。機材転換により、空港使用料は17.9%減、機材費が17.7%減などコスト削減効果があったものの、機材転換によって提供座席数が減少。さらに旅客単価の下落、繁忙期の旅客数の減少により、旅客収入が15.9%減の315億3300万円と大きく減少したのが影響した。

 なお、BCは急激な円高により、外貨建債権など為替評価損が生じたことを踏まえ、通期予想について、売上高、営業損益に変更はないものの、経常損益は28億円の損失(前回発表:24億円の損失)、純損益は25億円の損失(同:21億円の損失)に下方修正した。