全日空、自社発券に手数料設定−電話・カウンターとも一律同額でJLと差

  • 2009年2月2日
 全日空(NH)は4月1日、国際航空券の自社での発券、交換発行手続きに際し手数料の収受を開始する。対象となるのは日本国内の電話予約センター、市内や空港のカウンターで、NHウェブサイトでの予約・購入と特典航空券は従来通り徴収しない。手数料の額は一律2100円で、電話予約センターは2100円、カウンターは4200円と区別した日本航空(JL)と対応が分かれた。

 NH広報室によると、現在の国際航空券の販売経路は、旅行会社が約70%、電話予約センターや市内・空港カウンターなどが20%、ウェブサイトが約10%。NHでは直販の強化をめざしており、特にウェブサイト販売への誘導をはかることで経費削減につなげたい考えだ。

 なお、4月1日から予定する旅行会社へのコミッション(発券手数料)支払いの廃止との関連については、旅行会社での取扱手数料の導入をふまえ、公平な競争環境を維持するという意味合いもあるとしている。


▽関連記事
日本航空、直販に手数料設定、ウェブは継続無料で取り込み強化−NHは検討中(2008/12/18)