香港政府観光局（HKTB）によると、2008年の日本人訪問者数が前年並みの132万4797人となった。3月の前年比9.2％減（11万4169人）など前年を割り込む月もあったものの、7月の3.5％増（10万5877人）、9月の3.2％増（12万706）、10月の4.7％増（10万7116人）、12月の5.0％増（13万1671人）など、後半に成長基調となり、通年では0.1％未満ながら前年を上回る結果となった。日本人出国者数が減少する中で微増したことによりシェアは拡大した。また、プラス成長は2004年以来5年連続の結果。

　これを受けてHKTB日本・韓国地区局長の加納國雄氏は、2009年が日本香港観光交流年であり、「旅行業界の皆様とより一層協力しあい、多くの方に香港にいらしていただけるよう努力してまいります」とコメントした。

　なお、2008年12月現在の香港のホテル数は、前年から24軒増の149軒となり、客室数は7626室増の5万4804室となった。また、年間の平均稼働率は79％であった。