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JATA、パスポートキャンペーン応募総数が2万7147件−茨城、静岡が健闘

  • 2009年1月23日
 日本旅行業協会(JATA)のVWC2000万人推進室によると、08年10月1日から3ヶ月間実施した「もっと!海外へ パスポートキャンペーン」の応募総数が2万7147件となった。JATAでは世界的な経済危機により海外旅行者数が減少する中で、海外旅行への高い関心が表れていると評価。VWC推進室室長の澤邊宏氏も、「予想以上に応募があり、在日外国観光局協議会(ANTOR)や在日航空会社代表者協議会(BOAR)、 海外ホテル協会(OHEA)など関係各社の協力によって成功できた」と強調した。

 応募者の傾向としては、旅行会社やカウンターの多い首都圏の応募が多い。ただし、澤邊氏は、開港準備の進む富士山静岡空港と茨城空港のある静岡県、茨城県が健闘したことを指摘。また、地方空港のある都市のレスポンスが芳しくなかったことに触れ、そうした都市で新たなキャンペーンを展開し地方需要喚起につなげたい考えを示した。都道府県別の、人口10万人あたりの応募者数上位10位は下記の通り。


▽県名/応募者数/人口/人口10万人あたりの応募者数(人)
1位:東京都/5032人/12659人/39.8
2位:千葉県/2129人/6074人/35.1
3位:神奈川県/2906人/8890人/32.9
4位:大阪府/2622人/88115人/29.7
5位:静岡県/1114人/3797人/29.3
6位:埼玉県/1761人/7071人/24.9
7位:茨城県/720人/2972人/24.2
8位:兵庫県/1230人/5590人/22.0
9位:奈良県/295人/1416人/20.8
10位:愛知県/1455人/7308人/19.9


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