観光活性化フォーラム
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パッケージツアー、2月は人数が18%増−近場好調で13ヶ月ぶりにプラス成長

  • 2009年1月22日
 日本旅行業協会(JATA)が取りまとめた募集型企画旅行の実績と予約状況によると、2009年2月の予約が人員ベースで前年比18.4%増となっている。プラス成長は2007年12月の14.9%増以来13ヶ月ぶり。特に近場の好調さが目立ち、特に韓国は円高の効果もあって1月から3月の予約状況が前年の2倍以上で推移している。

 韓国は、2008年10月から12月の実績でも、10月が15.8%増、11月が30.3%増、12月が88.8%増。1月の予約状況は106.5%増、2月は256.6%増、3月は239.2%増だ。グアム・サイパンも堅調で、10月から12月の実績は1ケタ台のマイナス成長であったが、1月は5.2%増、2月は4.8%増、3月は33.9%増とプラスに転じた。このほか、中国を除くアジアも12月から3月まで前年を越えており、香港・マカオも1月は10.4%減となったものの、それ以外は10月から3月までプラスで推移している。

 各社からの報告では、10月から12月は燃油サーチャージの値下げ前であったため、特に長距離方面が苦戦した一方、円高の効果もあって韓国や香港・マカオは好調に推移。タイはバンコクの混乱で大きく落ち込んでいる。1月から3月の予約状況では、引き続きアメリカ・カナダなど長距離方面が不調。曜日配列の影響で年始出発は伸び悩んだが、1月の予約状況はプラスとなった。

 なお、今回の調査からエイチ・アイ・エスの調査結果を加えており、調査対象の会社は7社となった。また、ジェイティービーは、韓国、台湾、香港・マカオ、タイについて実績と予約状況のデータがないため、集計に含んでいない。方面別の詳細は下記を参照のこと。





※訂正案内 (編集部 1月22日 10:20)

訂正箇所:3段落目
前:円安の効果もあって
 ↓
後:円高の効果もあって

お詫びするとともに訂正いたします。