鳥取県智頭町では「雪まつり」

 鳥取県智頭町で1月31日から2月1日、旧街道沿いの古い町並みに雪灯篭を並べる「智頭宿雪まつり」が開かれる。国登録有形文化財の石谷家住宅でギター演奏会や大正時代の雛人形の特別展が行われるほか、街道には屋台村や杉玉づくりなどの体験コーナーが設けられる。

 雪まつりは今年で10回目。町内で様々な活動しているグループが屋台などを出展し、冬の一大行事として定着している。雪灯篭は31日の午後5時から一斉に点灯する。参加者に手づくり提灯を配り、雪景色の幻想的なまちなかを歩いてもらう趣向。沿道には地酒や地元料理を販売する屋台、杉の葉で作るアート作品やかずら編みなどの体験、百人一首、刃物とぎのブースが並ぶ。

 石谷家住宅では、智頭町にゆかりのあるギタリスト田中彬博さんの演奏会、長年蔵に眠っていた大正、昭和初期の雛人形を雪まつりに合わせて初めて展示する。雛人形の展示は3月30日まで行う。3月27日から29日には、子どもが各家を回りお菓子などをもらう町の伝統行事「雛あらし」も智頭宿一円で開かれる。

 智頭町観光協会の国岡さんと町企画財政課の加賀田さんは「いま智頭町には約70センチの積雪があります。宿場町も真っ白に染まっています。雪まつり、雛あらしとも町の人たちが主体となって行う手づくり感のあるイベントです。ぜひ智頭町におこしください」と話している。


情報提供:トラベルニュース社