観光活性化フォーラム
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トラベル懇話会、来年1月6日に新春講演会−講演会に林望氏が登壇

  • 2008年12月25日
 トラベル懇話会は1月6日、新春講演会を開催する。旅行業界の賀詞交換会にあわせて行われる新春講演会は、今回で第31回目。来賓祝辞には観光庁長官の本保芳明氏が長官として初めて年初の舞台に登壇、09年の取組みの方向性について語る。

 講演は、作家の林望氏が、「旅―そこで見るもの、考えること」をテーマに語る。林氏の専門分野は、日本書誌学・国文学。その他、「イギリスはおいしい」などを始めとする英国関連の著作で多くの賞を受賞しており、英国文化にも精通している。また、国内の地域活性化にも取り組んでおり、浜松市の「やまらいか大使」として同市の魅力を広く発信している。

 講演では、人の生き方を重視し、農村の原風景を残す英国と経済原理による農業で里山の風景を失った日本の違いについて、画像を交えて解説する。また、経済原理で日本人の旅行の仕方も崩れていると考えており、旅と旅行業の関わりなどについても言及する。とくに、これから旅行業界を支える若い人たちにも聞いてほしい、と林氏は望んでいるという。なお、会の最後には航空券、宿泊券など豪華賞品が当たる抽選会もおこなう。司会は昨年に続き、ダイヤモンド・ビッグ社「地球の歩き方」会長の西川敏晴氏が担当する。