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エクアドル、「1つの国に4つの世界」、セミナーで多様な魅力をアピール

  • 2008年12月24日
 エクアドル大使館はエクアドル観光大臣、ベロニカ・シオン氏の来日に伴い、12月18日、エクアドル大使館は観光セミナーを開催した。当日はエクアドル政府観光局のパブロ・オショア氏がプレゼンテーションを実施。「エクアドルといえばガラパゴス諸島のイメージが強いが、実は1つの国に4つの世界があると言われている」と述べ、日本人の旅行者にはまだ馴染みの薄いアマゾン、コスタ、アンデスのほかの3つのエリアについてアクティビティなどを紹介。特に鳥の種類が多く、本土には1640種を超える鳥類が生息し、首都キトの近くでも1日で250種類以上を目撃することができるという、バードウォッチングに最適なデスティネーションであることに詳しく触れた。

 日本人向けとして全行程9日間のコースが紹介されたが、これには復路で1泊のアメリカでの滞在が含まれている。日本からのアクセスについては、観光大臣のシオン氏が今回の来日で、同日乗継などアクセス利便の向上に向けた各航空会社と交渉をしたという。また、現地での日本語ガイド数も少ない状況だが、「この先日本人旅行者が増えればガイドも増えてくるだろう」と語った。

 エクアドル政観では今後、3年間に約14%増ずつ日本人旅行者が増えるよう、促進活動をしていく。来年度の日本旅行業協会(JATA)世界旅行博への出展のほか、旅行会社向けにはFAMトリップを実施する予定。また、メディアへの露出、一般向けのイベントなども視野に入れる。

 注力するデスティネーションについては、日本マーケットの要望を取り入れつつ決めていきたいとのこと。旅行会社など、業界からの積極的な意見供与を求めている。


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