Marriott Bonvoy

スリランカ・コロンボの渡航情報が引き下げ−「治安に一定の回復見られる」

  • 2008年12月24日
 外務省は12月19日、スリランカ西部州の「コロンボ市及びデヒワラ・マウントラビニア市」について、渡航情報を「渡航の是非を検討してください」から「十分注意してください」に引き下げた。外務省では、コロンボとデヒワラ・マウントラビニアでは、2008年に入ってから爆弾テロ事件が散発的に発生したものの、6月上旬から減少して10月20日以降は発生しておらず、治安にも一定の回復が見られることから引き下げを決定したと説明している。スリランカ西部州への渡航情報を巡っては、7月にスリランカ観光副大臣のファイザー・ムスタファ氏が来日し、外務省や日本旅行業協会(JATA)に状況を説明して安全性をアピールしていた。

 なお、北部州、北西部州、東部州など、「コロンボ市及びデヒワラ・マウントラビニア市」以外の地域への渡航情報は変更していない。また、外務省では、「コロンボ市及びデヒワラ・マウントラビニア市」についても、発電所などの重要な経済施設、政府要人や軍・警察の車両、一般市民を狙った事件が発生する可能性はあるとし、渡航と滞在の目的に合わせた情報収集と、可能な限り公共交通機関での移動を避けること、深夜の外出を慎むことを求めている。


▽関連記事
スリランカ、観光副大臣が来日し安全性をアピール−観光協議会の設立も(2008/07/16)